
絵本作家・園芸家でいらっしゃる、ターシャ・テューダーさん(92歳)が
先月の18日、天に召されましたね。
今日は、月命日。。。
新聞でご訃報に接し、とても悲しくて、淋しくて。。。
本棚から、大好きなターシャの本を取り出すこと度々。。。
実は、lulu*には「おばあちゃん」と呼べる祖母が居ませんでした。
私が生まれるず~っと昔、両親が幼少の頃、天に旅立たれているからです。
おばあちゃんから愛される事にきっとあこがれていたのかな~~。
実母とは違う優しさや、厳しさ、年を重ねて滲み出す慈愛に触れたかった。
「おばあちゃんの知恵袋」っていうか、たくさんの教えも直接受けたかった。
それが、大人になってターシャを好きになった理由のひとつかもしれません。
ターシャの生き方、考え方、素敵な言葉の数々は、まるでおばあちゃんから
教わっているかの様。。。
昔、lulu*が住んでいたお家のご近所には、素敵なおばあちゃまが2人
いらっしゃいました。
一人は、お裁縫が大好きなおばあちゃま。
リリアン刺繍でつくる、飾り手毬を教えてもらったっけ...

小学生の頃、何日かお家に通って、手ほどきを受けました。
lulu*のおばあちゃんに触れたよき想い出。。。

もう一人は、お家の周りがまるでターシャのお庭みたいな、おばあちゃま。
そう言えば、一人暮らしもターシャに似てる

そのお庭は、絶えず季節の花々が咲き誇り、旬の野菜を自給自足。
ハチミツの箱や鶏小屋なんかもあったりして、今思うと絵本の世界。
私が一番嬉しかったのは、びわ・イチジク・柿・きんかんと言った
果物が沢山もらえる事。
小学校の帰り、おばあちゃまの庭を通り抜けて(近道なので)、
帰っていると、空から声が聞こえるの。「lulu*ちゃ~ん」ってね。
上を向くとね、80歳を過ぎたそのおばあちゃまが、
柿の木にのぼってるのよ~。

背骨が折れ曲がった、小さな体で。

私は、心配で心配で、無事に降りてくるまで、何度と無く見届けたっけ。。。
その後は、必ずご褒美の柿。びわの木バージョンもあったけど・・・

夕方には、薪をナタで叩き割り、その薪を焚いてお風呂仕度。
ガス風呂のlulu*家には経験のできない、とっても楽しいお手伝いでした。
広~い敷地を兄とかくれんぼしている最中なんか、時折、外国のコインや
日本の古い小銭が土にまみれて落ちている事もあってね。。。
宝探しの様でワクワクしたの。
おばあちゃんは何者~~~???と不思議に思うこと沢山あった。
でもそんなおばあちゃまが、隣人でいる事も当たり前で、
幼かったlulu*は、深く追求して聞くこともありませんでした。。。
今になって、おばあちゃまの魅力に気が付き、
素敵な経験をさせてもらったのね~~っと感謝のキモチでいっぱいです。
白髪をお団子に束ねて、スカーフを巻いて、本当にターシャみたいだった。
ターシャの本に触れた時、「その時のおばあちゃまだ~~~」と
嬉しく懐かしく感じたものです。
ターシャの素敵なことば

。*◎ 楽しみは 創り出せるものよ ◎*。
私のお気に入りのフレーズです。
幼き頃、2人の素敵なおばあちゃまに、
私はそれを教わっていたのかもしれません。。。


↑年を重ねることも、素敵だね。ご覧頂きありがとう!